健康で文化的な最低限度の孤独

何もない生活を面白がって生きています

カイロ

今季初めてカイロを使った。朝家を出て、あまりの寒さに引き返し、カイロと手袋を引っ張り出した。ぺりぺりと外袋を開けてカイロを取り出す。今のカイロは揉まなくてもいいらしいけれど、長年の癖で少しだけ揉んでしまう。シャカシャカ振るとマラカスみたいな音が鳴って楽しい。もうずっと使っていなかったから、どのくらいまで温度が上がるのかわかっていなくて、温かくなったカイロを触ったとき「この程度か……」と思ってしまった。なんて失礼な!と思った瞬間、誰に?カイロに?と可笑しくなった。